キナバル山登山に関する注意について
1 2月3日、キナバル山を下山中の邦人旅行者が転倒する事故が発生しました。転倒された方は、顔面を負傷した他、一時意識を失ったため、登山ガイド及び旅行代理店を通じて、ヘリコプターと救急車によりコタキナバルの病院へ緊急移送され、入院・検査した結果、幸いに顔面の負傷のみの治療ですみました。
2 キナバル山では、2012年に高齢の邦人旅行者が急病により亡くなる事例が発生している他、軽度の負傷事故などが度々発生しています。
キナバル山は、観光地化しているために手軽に登山できる対象となっていますが、富士山よりも高い4,000mを超える高山であるため、高山病の他、軽微な装備や体調が不十分な状態で登山を行った場合、予期せぬ事故を引き起こすことがあります。
つきましては、キナバル山登山に際しては、十分な装備と万全な体調を整えるとともに、体調不備や天候不順などの場合は登山を中止するなど、十分に注意されるようお願いいたします。
また、もし万一事故に遭った場合には、当領事事務所にもご連絡願います。