平成24年度対マレーシア草の根・人間の安全保障無償資金協力
「サラワク婦人クリニック医療機材整備計画」契約書署名式の実施
日時:平成25年2月18日(月)
場所:サラワク州クチン市内
日本国政府は、サラワク州のNGO団体「サラワク家族計画協会」の運営する産婦人科クリニックに対し、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、診察に用いる診療機材を購入するための支援を行うことを決定しました。
平成25年2月18日、森川 博文 在コタキナバル出張駐在官事務所長とフィリップ・コウ同協会会長との間で本件支援の契約書署名式が行われました。 また、本式典に臨席したファティマ・アブドゥラ・サラワク州福祉女性家庭開発大臣により署名の立会いが行われました。サラワク家族計画協会は同契約に基づき、血圧計を初め、聴診器、診察灯、超音波画像診断装置など、クリニックにおける診療サービスに必要不可欠な機材を調達します。
サラワク家族計画協会はリプロダクティブ・ヘルスサービスの推進等を目的として設立され、マレーシア・サラワク州において、主に中低所得層向けに産婦人科の保健医療分野全般にかかる活動を行っているNGO団体です。
同団体は、クチン市をはじめ、ミリやシブ、ビンツル等、サラワク州内の主要都市に婦人科クリニックを設置しているほか、各クリニック周辺の遠隔村での出張診療をおこなっています。本計画で調達された機材は、団体各クリニックに配置され、サラワク州の人々、とりわけ女性へのきめ細やかな診療サービスに活用されます。
【サラワク婦人クリニック医療機材整備計画の概要】
供与金額:33,877ドル(約101,600リンギ)
供与品目:デジタル血圧計、聴診器 各16個
診察灯 3個
身体測定器 8個
オートクレーブ(滅菌装置) 2個
超音波診断装置 1個
要請元 :サラワク家族計画協会(Sarawak Family Planning Association)