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安全なコタキナバル滞在のために

 

1 コタキナバル市警察署長からのアドバイス


平成22年12月初旬,コタキナバル警察署長は当館職員の質問に答えて,コタキナバルで安全に観光・滞在するための注意点を二つ教えてくれました。

● 一つは,飲み過ぎに注意することです。飲み過ぎは行動を大胆にする等の影響があり,先日,酒に酔った観光客が周囲の人とトラブルになり,暴行,傷害事件になりかねないケースが報告されたそうです。また,飲酒に関連して,飲酒運転を絶対行わないよう合わせて助言を受けました。

● もう一つの助言は,窃盗や強盗に遭わないよう身なりに注意することです。先日,市内で発生した観光客に対する強盗事件では,被害者等を観光地までの船に乗せた船員に,当初犯意はありませんでしたが,観光客等が身につけていた高価な服飾品を見て誘惑に駈られて犯行に及んだそうです。

 

2 道路横断中の観光客に対する交通死亡事故の発生

● 平成22年12月8日早朝,ホテル等を併設した市内最大規模のショッピングモール(ワン・ボルネオ)前の道路を歩いて横断していた男性観光客(83歳)が,車にはねられて死亡する事故が発生しました。道路は片側2車線ですが道路幅は広く横断には時間が掛かる場所です。見通しのよい広い道路であるため通行車両の速度も早く,横断するには非常に危険な場所ですが,横断歩道や歩道橋はありませんでした。

● コタキナバル市内では,信号や横断歩道のない場所で道路を横断する人を多数見かけますが,これは非常に危険な行為であり,横断歩行者の交通事故の記事は新聞に頻繁に掲載されています。事故に遭遇するのは,今回の場合のような高齢者に限らず,若い人も含まれます。

● 信号や横断歩道のない場所での道路の横断は避けて下さい。万が一,横断しなければならない場合は,十分に安全を確認して下さい。当地では,運転手は道路脇で横断を始めようとする歩行者を見ても,速度を緩めることなく走行する傾向にあります。横断歩行者の安全は歩行者自身が確保するというのが当地の慣例のようです。車の方が気を付けてくれるだろうという考えは禁物です。